当記事はPRを含みます。
ドコモから発表された『いつでもカエドキプログラム』ってどんなサービスなの?
スマートフォンを24回分割で購入して23ヶ月目までに返却することで、24回目に支払う残価(ドコモ側で設定)の支払いが不要になる機種購入プログラムだよ。
なんだかよくわからない・・・複雑そうだね。。
『ドコモのいつでもカエドキプログラムが気になっている方』必見です。
『いつでもカエドキプログラム』はドコモ回線ユーザーでなくでもdポイントクラブ会員であれば利用できる機種購入プログラムです。
- 『いつでもカエドキプログラムってどんなサービスなの?』
- 『デメリットとかあるんじゃないの?』
- 『いつでもカエドキプログラムを利用しながら、他社に乗り換えはできる?』
このようなお悩みをお持ちの方、ご安心ください。
今回は、通信キャリア業界歴10年以上のプロである私が、ドコモのいつでもカエドキプログラムの概要・デメリット(注意点)3選・携帯電話料金を下げる方法までわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、損することなく最新のスマートフォンを購入できるだけでなく、携帯電話料金も下げることができます。
ぜひ、参考にしていただければ幸いです。
※表示価格は特に断りがない限り税込です。
- 【前提】いつでもカエドキプログラム概要
- サービス開始日
- 対象機種(2023年6月8日更新)夏モデル追加
- プログラム適用条件
- 機種別残価・早期利用特典一覧
- iPhone14(2022年9月16日発売)2022年9月10日更新
- iPhone14Plus(2022年10月7日発売)2022年9月10日更新
- iPhone14Pro(2022年9月16日発売)2022年9月10日更新
- iPhone14ProMax(2022年9月16日発売)2022年9月10日更新
- iPhoneSE第3世代(2022年3月18日発売)
- iPhone13mini(2022年7月15日更新)
- iPhone13(2022年7月15日更新)
- iPhone13Pro(2022年7月15日更新)
- iPhone13ProMax(2022年7月15日更新)
- iPhone12mini
- iPhone12
- Android(2023年6月8日更新)2023年夏モデル追加
- 返却してもそのまま使い続けてもOK
- dポイントも利用可能
- ドコモやahamoの回線契約解約後も特典適用可能(残債免除)
- 【結論】いつでもカエドキプログラムデメリット3選
- iPhoneでシミュレーション(ドコモvsApple公式vs楽天モバイル)
- 【シチュエーション別】おすすめのiPhone購入方法
- いつでもカエドキプログラム×格安SIMで携帯電話料金を下げることが可能
- まとめ
【前提】いつでもカエドキプログラム概要
先に結論を申し上げますと、いつでもカエドキプログラムは、ドコモで対象機種を購入する場合は、加入しておいて損することはありません。
サービス開始日
対象機種(2023年6月8日更新)夏モデル追加
対象機種はそんなに多くないんだね。
『いつでもカエドキプログラム』対象機種以外の機種はすべてではないけど『スマホおかえしプログラム』が利用できるよ。
プログラム適用条件
『いつでもカエドキプログラム』はドコモを契約した人しか使えないのかな?
ドコモの回線契約をしていなくても、dポイントクラブに加入していれば利用できるよ。
機種別残価・早期利用特典一覧
機種ごとに1回目から23回目の分割支払い金と24回目の分割支払い金(残価)が設定されています。
早期利用特典は、返却翌月から23回目の支払いまで毎月設定された割引を受けることが可能です。
早期利用特典の割引額っていくらなの?
割引額は機種ごとに設定されているよ。
後で、一覧にまとめてあるから安心してね。
早期利用特典っていつまでに利用(返却)したら特典受けられるの?
1ヶ月目から22ヶ月目にプログラム利用(返却)することで早期利用特典が受けられるよ。
24回目の支払い以降も機種を継続して利用する場合は、24回目の分割支払い金(残価)が24回で再分割されます。
24回目以降も継続して利用したら特典利用できないの?
24回目以降も継続して利用しても、プログラム利用できるよ。
好きなタイミングで利用できるけど、4年利用する場合は分割支払い金がなくなるからその前に利用したほうがいいよ。
iPhone14(2022年9月16日発売)2022年9月10日更新
容量 | 1回目~23回目 分割支払い金(/月) | 24回目 分割支払い金(残価) | 早期利用特典(/月) |
---|---|---|---|
128GB | 1回目:3,030円 2回目~23回目:3,030円 | 69,240円 | 900円/月 |
256GB | 1回目:3,558円 2回目~23回目:3,551円 | 79,800円 | 1,100円/月 |
512GB | 1回目:4,460円 2回目~23回目:4,440円 | 99,600円 | 1,300円/月 |
iPhone14Plus(2022年10月7日発売)2022年9月10日更新
容量 | 1回目~23回目 分割支払い金(/月) | 24回目 分割支払い金(残価) | 早期利用特典(/月) |
---|---|---|---|
128GB | 1回目:3452円 2回目~23回目:3,444円 | 78,960円 | 900円/月 |
256GB | 1回目:3,914円 2回目~23回目:3,913円 | 89,520円 | 1,100円/月 |
512GB | 1回目:4,858円 2回目~23回目:4,836円 | 109,080円 | 1,400円/月 |
iPhone14Pro(2022年9月16日発売)2022年9月10日更新
容量 | 1回目~23回目 分割支払い金(/月) | 24回目 分割支払い金(残価) | 早期利用特典(/月) |
---|---|---|---|
128GB | 1回目:3,814円 2回目~23回目:3,798円 | 86,760円 | 900円/月 |
256GB | 1回目:4,356円 2回目~23回目:4,342円 | 99,000円 | 1,200円/月 |
512GB | 1回目:5,252円 2回目~23回目:5,234円 | 118,080円 | 1,500円/月 |
1TB | 1回目:6,072円 2回目~23回目:6,054円 | 135,960円 | 1,700円/月 |
iPhone14ProMax(2022年9月16日発売)2022年9月10日更新
容量 | 1回目~23回目 分割支払い金(/月) | 24回目 分割支払い金(残価) | 早期利用特典(/月) |
---|---|---|---|
128GB | 1回目:4,430円 2回目~23回目:4,430円 | 99,960円 | 1,300円/月 |
256GB | 1回目:4,858円 2回目~23回目:4,836円 | 109,080円 | 1,400円/月 |
512GB | 1回目:5,668円 2回目~23回目:5,651円 | 127,080円 | 1,600円/月 |
1TB | 1回目:6,318円 2回目~23回目:6,301円 | 144,360円 | 1,800円/月 |
iPhoneSE第3世代(2022年3月18日発売)
容量 | 1回目~23回目 分割支払い金(/月) | 24回目 分割支払い金(残価) | 早期利用特典(/月) |
---|---|---|---|
64GB | 1回目:1,650円 2回目~23回目:1,640円 | 35,640円 | 400円/月 |
128GB | 1回目:1,870円 2回目~23回目:1,855円 | 39,600円 | 400円/月 |
256GB | 1回目:2,310円 2回目~23回目:2,305円 | 51,480円 | 500円/月 |
iPhone13mini(2022年7月15日更新)
容量 | 1回目~23回目 分割支払い金(/月) | 24回目 分割支払い金(残価) | 早期利用特典(/月) |
---|---|---|---|
128GB | 1回目:2,552円 2回目~23回目:2,549円 | 58,080円 | 600円/月 |
256GB | 1回目:3,146円 2回目~23回目:3,137円 | 68,640円 | 600円/月 |
512GB | 1回目:3,894円 2回目~23回目:3,893円 | 87,120円 | 800円/月 |
iPhone13(2022年7月15日更新)
容量 | 1回目~23回目 分割支払い金(/月) | 24回目 分割支払い金(残価) | 早期利用特典(/月) |
---|---|---|---|
128GB | 1回目:3,036円 2回目~23回目:3,032円 | 68,640円 | 700円/月 |
256GB | 1回目:3,608円 2回目~23回目:3,606円 | 75,240円 | 800円/月 |
512GB | 1回目:4,488円 2回目~23回目:4,481円 | 96,360円 | 1,200円/月 |
iPhone13Pro(2022年7月15日更新)
容量 | 1回目~23回目 分割支払い金(/月) | 24回目 分割支払い金(残価) | 早期利用特典(/月) |
---|---|---|---|
128GB | 1回目:3,916円 2回目~23回目:3,897円 | 83,160円 | 1,100円/月 |
256GB | 1回目:4,422円 2回目~23回目:4,404円 | 93,720円 | 1,200円/月 |
512GB | 1回目:5,258円 2回目~23回目:5,236円 | 112,200円 | 1,400円/月 |
1TB | 1回目:6,072円 2回目~23回目:6,059円 | 128,040円 | 1,700円/月 |
iPhone13ProMax(2022年7月15日更新)
容量 | 1回目~23回目 分割支払い金(/月) | 24回目 分割支払い金(残価) | 早期利用特典(/月) |
---|---|---|---|
128GB | 1回目:4,444円 2回目~23回目:4,443円 | 95,040円 | 1,200円/月 |
256GB | 1回目:4,818円 2回目~23回目:4,796円 | 104,280円 | 1,300円/月 |
512GB | 1回目:5,632円 2回目~23回目:5,624円 | 118,800円 | 1,500円/月 |
1TB | 1回目:6,204円 2回目~23回目:6,183円 | 133,320円 | 1,700円/月 |
iPhone12mini
容量 | 1回目~23回目 分割支払い金(/月) | 24回目 分割支払い金(残価) | 早期利用特典(/月) |
---|---|---|---|
64GB | 1回目:1,936円 2回目~23回目:1,918円 | 38,280円 | 300円/月 |
128GB | 1回目:2,002円 2回目~23回目:2,000円 | 44,880円 | 400円/月 |
256GB | 1回目:2,508円 2回目~23回目:2,490円 | 52,800円 | 400円/月 |
iPhone12
容量 | 1回目~23回目 分割支払い金(/月) | 24回目 分割支払い金(残価) | 早期利用特典(/月) |
---|---|---|---|
64GB | 1回目:2,178円 2回目~23回目:2,159円 | 46,200円 | 400円/月 |
128GB | 1回目:2,310円 2回目~23回目:2,298円 | 51,480円 | 400円/月 |
256GB | 1回目:2,596円 2回目~23回目:2,583円 | 58,080円 | 500円/月 |
Android(2023年6月8日更新)2023年夏モデル追加
機種名 | 1回目~23回目 分割支払い金(/月) 通常価格 各種割引適用前価格 | 24回目 分割支払い金(残価) | 早期利用特典(/月) |
---|---|---|---|
Xperia 1 Ⅴ SO-51D | 1回目:5,324円 2回目~23回目:5,318円 | 96,360円 | 900円/月 |
Galaxy A54 5G SC-53D | 1回目:1,738円 2回目~23回目:1,716円 | 30,360円 | 300円/月 |
Google Pixel 7a | 1回目:1,298円 2回目~23回目:1,291円 | 45,650円 | 300円/月 |
Galaxy S23 SC-51D | 1回目:3,014円 2回目~23回目:3,013円 | 67,320円 | 600円/月 |
Galaxy S23 Ultra SC-52D(256GB) | 1回目:4,356円 2回目~23回目:4,347円 | 97,680円 | 800円/月 |
Galaxy S23 Ultra SC-52D(512GB) | 1回目:5,192円 2回目~23回目:5,174円 | 117,480円 | 900円/月 |
arrows N (F-51C) | 1回目:2,178円 2回目~23回目:2,171円 | 48,840円 | 400円/月 |
AQUOS sense7 (SH-53C) | 1回目:1,914円 2回目~23回目:1,898円 | 10,560円 | 300円/月 |
Xperia 5 IV (SO-54C) | 1回目:3,234円 2回目~23回目:3,213円 | 63,360円 | 600円/月 |
Galaxy Z Fold4 (SC-55C) | 1回目:6,446円 2回目~23回目:6,437円 | 101,640円 | 1,500円/月 |
※Galaxy Z Flip4 (SC-54C) | 1回目:4,026円 2回目~23回目:4,007円 | 67,320円 | 800円/月 |
AQUOS R7 (SH-52C) | 1回目:4,994円 2回目~23回目:4,993円 | 83,160円 | 1,100円/月 |
Galaxy S22 (SC-51C) | 1回目:2,970円 2回目~23回目:2,951円 | 54,120円 | 600円/月 |
Galaxy S22 Ultra (SC-52C) | 1回目:4,620円 2回目~23回目:4,602円 | 77,880円 | 1,100円/月 |
Galaxy A53 5G (SC-53C) | 1回目:1,496円 2回目~23回目:1,492円 | 25,080円 | 300円/月 |
Galaxy Z Flip3 (SC-54B) | 1回目:3,850円 2回目~23回目:3,833円 | 60,720円 | 800円/月 |
※Galaxy Z Fold3 (SC-55B) | 1回目:6,204円 2回目~23回目:6,198円 | 95,040円 | 1200円/月 |
Xperia 1 Ⅳ (SO-51C) | 1回目:4,818円 2回目~23回目:4,797円 | 80,520円 | 1,100円/月 |
Xperia 10 Ⅳ (SO-52C) | 1回目:1,826円 2回目~23回目:1,813円 | 22,440円 | 300円/月 |
Xperia Ace Ⅲ (SO-53C) | 1回目:1,166円 2回目~23回目:1,151円 | 7,920円 | 200円/月 |
※AQUOS sense6 (SH-54B) | 1回目:1,738円 2回目~23回目:1,733円 | 17,160円 | 300円/月 |
※ドコモオンラインショップ限定割引あり
ドコモのAndroid機種の型番の見方(構成)は、以下の通りです。
最後のアルファベットが『Z』に近づくほど、最新モデルと思ってもらえるとわかりやすいです。
具体例で言うと、最後のアルファベットが『B』は2021年モデル、『C』の場合は2022年モデル。
ahamoに乗り換え検討中でドコモのAndroid機種を利用したい方は、ドコモオンラインショップで購入してahamoで利用することができます。
ahamoでも『いつでもカエドキプログラム』は、適用可能となっています。
返却してもそのまま使い続けてもOK
『いつでもカエドキプログラム』では
- 機種を返却➡残債免除
- そのまま使用し続ける➡残債支払い継続
から選択できます。
『いつでもカエドキプログラム』に加入したからといって、必ず返却しないといけないわけではありません。
dポイントも利用可能
dポイントが貯まっている方は、『いつでもカエドキプログラム』と併用できます。
dポイントを利用する場合は、『いつでもカエドキプログラム』申し込み時に利用ポイントを忘れずに選択しましょう。
貯まっているdポイントを1ヶ月目からdポイントが無くなるまでの分割支払い金に充当していきます。
以下は、iPhone13/256GBを『いつでもカエドキプログラム』申し込みして7,000ポイントを利用する場合の具体例です。
dポイントを充当したい方は参考にしていただければ幸いです。
ドコモやahamoの回線契約解約後も特典適用可能(残債免除)
回線契約解約後の特典適用 | 可能 |
手続き (端末返却➡残債免除) | ドコモショップのみ |
持参するもの | 本人確認書類 携帯電話本体 |
『いつでもカエドキプログラム』の途中でドコモやahamoの回線契約を解約すると特典適用(端末返却➡残債免除)できるのかという問い合わせを頂きます。
結論、『いつでもカエドキプログラム』は回線契約とは別なので解約後や他社に乗り換え後も特典適用可能なので端末返却し残債免除可能です。
手続きは、ドコモショップのみとなります。
以下の2点を持参しましょう
- 本人確認書類
- 携帯電話本体
詳しくは来店予約をする際に、最寄りのドコモショップに問い合わせすることをおすすめします。
【結論】いつでもカエドキプログラムデメリット3選
購入した機種の返却が必要
『いつでもカエドキプログラム』では、特典を利用する場合は購入した機種を返却しなければなりません。
『購入した機種を家族に使わせたい』や『2台目のサブ機(故障時の予備端末)』で手元に残したい方にとってはデメリットになります。
返却時に査定基準未達の場合は22,000円必要
返却する際にドコモの査定基準を満たしていない場合は22,000円の支払いが必要です。
ケータイ補償サービスに加入することで2,200円に軽減できますが、ケータイ補償サービス自体月額1,100円料金が発生します。
補償サービスサービスは利用したいが、月額料金を抑えたい場合はモバイル保険がおすすめです。
月額料金700円で年間最大10万円まで保険金が支払われます。
修理して査定基準を満たしていれば22,000円の支払いは不要。
モバイル保険に2年間加入しても16,800円で備えることができるので備えたい方はおすすめです。
ドコモの補償サービスに加入している方でも機種購入から1年以内で端末が正常な状態であれば、モバイル保険に加入することができます。
以下の場合は、そもそも受付不可となります。
長期利用で『損をする』可能性あり
モデル/容量 | ドコモ | Apple |
---|---|---|
14 | 128GB:138,930円 256GB:161,480円 512GB:201,740円 | 128GB:119,800円 256GB:134,800円 512GB:164,800円 |
14Plus | 128GB:158,180円 256GB:179,520円 512GB:220,330円 | 128GB:134,800円 256GB:149,800円 512GB:179,800円 |
14Pro | 128GB:174,130円 256GB:198,880円 512GB:238,480円 1TB:275,220円 | 128GB:149,800円 256GB:164,800円 512GB:194,800円 1TB:224,800円 |
14ProMax | 128GB:201,850円 256GB:220,330円 512GB:257,070円 1TB:289,300円 | 128GB:164,800円 256GB:179,800円 512GB:209,800円 1TB:239,800円 |
13mini | 128GB:116,710円 256GB:140,800円 512GB:176,660円 | 128GB:92,800円 256GB:107,800円 512GB:137,800円 |
13 | 128GB:138,380円 256GB:158,180円 512GB:199,430円 | 128GB:107,800円 256GB:122,800円 512GB:152,800円 |
13Pro | 128GB:172,810円 256GB:195,030円 512GB:232,650円 1TB:267,410円 | 128GB:144,800円 256GB:159,800円 512GB:189,800円 1TB:219,800円 |
13ProMax | 128GB:197,230円 256GB:214,610円 512GB:248,160円 1TB:275,550円 | 128GB:159,800円 256GB:174,800円 512GB:204,800円 1TB:234,800円 |
特にiPhone14/13シリーズに関してはドコモの価格設定はApple公式よりかなり高いです。
2022年7月1日からApple公式で値上げされましたが、2022年7月15日にドコモも値上げとなり、引き続きドコモの価格設定が高い流れは続いています。
2022年9月発売の14シリーズの価格設定も同様の流れです。
いつでもカエドキプログラムの利用を想定して価格設定されています。
したがって、3年、4年と利用していくとただただ高いiPhoneを購入する羽目になります。
iPhoneでシミュレーション(ドコモvsApple公式vs楽天モバイル)
デメリット3つ目で、ドコモのいつでもカエドキプログラムが長期利用で損をする可能性がある点を指摘しました。
実際に、iPhone14Pro/256GBとiPhone13/256GBを例にとって、ドコモのいつでもカエドキプログラムとApple公式、さらに本体価格がドコモより安めで機種購入プログラムが利用できる、楽天モバイルの3者で購入した場合のシミュレーションを行います。
- ドコモ➡いつでもカエドキプログラム
- Apple公式➡Apple公式の下取り
- 楽天モバイル➡iPhoneアップグレードプログラム
前提として、Apple公式のiPhone14シリーズの下取り価格は未来情報になるので過去の下取り価格を参考にしてシミュレーション。
過去の機種と現行の機種でスペック・カメラなど異なりますので価格はあくまで参考値として見て頂ければ幸いです。
iPhone14Pro/256GB
1年使用して買い替え下取り(返却)
- ドコモ➡いつでもカエドキプログラムの残価+早期利用特典割引
- Apple公式➡1シリーズ前のiPhone13Pro/256GBの下取り価格を参考
- 楽天モバイル➡適用期間対象外
ドコモに関しては、『いつでもカエドキプログラム』で返却した場合で早期利用特典割引を受けた場合の実質価格で、残債免除金額は決められています。
AppleのiPhone14Proに関しては、1年使用して下取りを想定しているので、1シリーズ前のiPhone13Pro/256GBの2022年10月9日時点良好な状態の場合の下取り価格(81,000円)を参考に算出。
iPhone14Pro 256GB | ドコモ | Apple | 楽天モバイル |
---|---|---|---|
本体価格 | 198,880円 | 164,800円 | 165,900円 |
下取り価格 | 99,000円(残価) 1,200円×11回 (早期利用特典) | 81,000円 (参考値) | ー |
1年利用➡下取り | 実質86,680円 | 実質83,800円 | 特典適用期間 対象外 |
iPhone14Pro/256GBを、1年利用して下取りに出す場合は、Apple公式で購入するほうが最もお得になる可能性が高いです。
Apple公式の下取り価格に関しては、変動する可能性がありますが、ドコモのいつでもカエドキプログラムの残価や早期利用特典は契約時に決められており、価格が約束されている点が、Apple公式と異なります。
楽天モバイルのiPhoneアップグレードプログラムは、機種変更可能期間は25ヶ月目~47ヶ月なので、1年利用の方に対しては、不向きです。
2年使用して買い替え下取り(返却)
- ドコモ➡いつでもカエドキプログラムの残価
- Apple公式➡2シリーズ前のiPhone12Pro/256GBの下取り価格を参考
- 楽天モバイル➡iPhoneアップグレードプログラム
ドコモに関しては、『いつでもカエドキプログラム』で返却した場合の実質価格で 残債免除金額は決められています。
AppleのiPhone14Proに関しては、2年使用して下取りを想定しているので、2シリーズ前のiPhone12Pro/256GBの2022年10月9日時点良好な状態の下取り価格(63,400円)を参考に算出。
iPhone14Pro 256GB | ドコモ | Apple | 楽天モバイル |
---|---|---|---|
本体価格 | 198,880円 | 164,800円 | 165,900円 |
下取り価格 | 99,000円 (残価) | 63,400円 (参考値) | 79,656円 (手数料込み) |
2年利用➡下取り | 実質99,800円 | 実質101,400円 | 実質86,244円 |
2年利用して下取りに出す場合は、楽天モバイルのiPhoneアップグレードプログラムを適用するほうが、最もお得になります。
楽天モバイルは、手数料が3,300円発生しますが、手数料を加味しても、ドコモやApple公式よりもお得に購入可能です。
さらに、楽天モバイル回線と同時に購入の場合は、最大33,000ポイントの還元を受けることがお得に購入することができます。
3年使用して買い替え下取り(返却)
- ドコモ➡残価を24回で再分割して36回目に返却
- Apple公式➡3シリーズ前のiPhone11Pro/256GBの下取り価格を参考
- 楽天モバイル➡36回目に返却
ドコモに関しては、『いつでもカエドキプログラム』で24回目に残価(80,520円)を24回で再分割して36回目に返却した場合の実質価格。
AppleのiPhone14Proに関しては、3年使用して下取りを想定しているので、3シリーズ前のiPhone11Pro/256GBの2022年10月9日時点良好な状態の下取り価格(38,000円)を参考に算出しています。
iPhone14Pro 256GB | ドコモ | Apple | 楽天モバイル |
---|---|---|---|
本体価格 | 198,880円 | 164,800円 | 165,900円 |
下取り価格 | 49,500円※1 | 38,000円 (参考値) | 38,184円※2 (手数料込み) |
3年利用➡下取り | 実質149,300円 | 実質126,800円 | 実質127,716円 |
※1:残価99,000円÷24回=4,125円・4,125×12回(36回目まで)
※2:分割支払い金(3,787円×11回)+3,811円(48回目)-手数料3,300円
3年利用して下取りをする場合は、Apple公式の購入がおすすめです。
iPhone13/256GB
1年使用して買い替え下取り(返却)
ドコモに関しては、『いつでもカエドキプログラム』で返却した場合で早期利用特典割引を受けた場合の実質価格。
AppleのiPhone13に関しては、1年使用して下取りを想定しているので、1シリーズ前のiPhone12/256GBの2022年10月9日時点良好な状態の下取り価格(49,000円)を参考に算出しています。
iPhon13 256GB | ドコモ 2022年7月15日 値上げ | Apple 2022年9月8日 値下げ | 楽天モバイル |
---|---|---|---|
本体価格 | 158,180円 | 122,800円 | 132,800円 |
下取り価格 | 75,240円 (残価) 800円×11回 (早期利用特典) | 49,000円 (参考値) | ー |
1年利用➡下取り | 実質74,140円 | 実質73,800円 | 特典適用期間 対象外 |
iPhone13/256GBを1年利用して下取りに出す場合は、2022年9月8日の値下げによりApple公式で購入した方がわずかではありますが安くなります。
2年使用して買い替え下取り(返却)
ドコモに関しては、『いつでもカエドキプログラム』で返却した場合の実質価格。
AppleのiPhone13に関しては、2年使用して下取りを想定しているので、2シリーズ前のiPhone11/256GBの2022年10月9日時点良好な状態の下取り価格(34,000円)を参考に算出しています。
iPhone13 256GB | ドコモ 2022年7月15日 値上げ | Apple 2022年9月8日 値下げ | 楽天モバイル |
---|---|---|---|
本体価格 | 158,180円 | 122,800円 | 132,800円 |
下取り価格 | 75,240円 (残価) | 34,000円 (参考値) | 63,116円 (手数料込み) |
2年利用➡下取り | 実質82,940円 | 実質88,800円 | 実質69,684円 |
iPhone13/256GBを2年利用して下取りに出す場合は、楽天モバイルのiPhoneアップグレードプログラムを利用するのが最もお得で、ドコモやApple公式との差額は10,000円以上になります。
さらに、楽天モバイルの回線とセットで購入する場合は、最大19,000ポイントの還元あり。
3年使用して買い替え下取り(返却)
ドコモに関しては、『いつでもカエドキプログラム』で24回目に残価(75,240円)を24回で再分割して36回目に返却した場合の実質価格。
AppleのiPhone13に関しては、3年使用して下取りを想定しているので、3シリーズ前のiPhoneXR/256GBの2022年10月9日時点の下取り価格(21,000円)を参考に算出しています。
ドコモ 2022年7月15日 値上げ | Apple 2022年9月8日 値下げ | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|
本体価格 | 158,180円 | 122,800円 | 132,800円 |
下取り価格 | 37,620円※1 | 21,000円 (参考値) | 29,924円※2 (手数料込み) |
3年使用➡下取り | 実質120,560円 | 実質101,800円 | 実質102,876円 |
※1:残価75,240円÷24回=3,135円・3,135×12回(36回目まで)
※2:分割支払い金(2,766円×11回)+2,798円(48回目)-手数料3,300円
iPhone13の256GBを3年利用して下取りに出す場合は、Apple公式または楽天モバイルのiPhoneアップグレードプログラムがおすすめです。
Apple公式のほうが実質価格はわずかに安いですが、楽天モバイルのキャンペーンにおけるポイント還元を加味すると、楽天モバイルもありです。
キャンペーン情報は随時変動するので、楽天モバイル公式サイトで最新情報を確認するようにしましょう。
【シチュエーション別】おすすめのiPhone購入方法
iPhoneに関しては、ドコモだけでなくApple公式や他の大手通信キャリア(au・SoftBank・楽天モバイル・UQモバイル・ワイモバイル)でも購入可能です。
どこでiPhoneを購入したよいかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
通信キャリアを変えたくない➡ドコモでいつでもカエドキプログラムを利用し購入
通信キャリアを変えたくない、すなわちドコモのままで利用したい方はドコモで『いつでもカエドキプログラム』を利用して購入がおすすめです。
楽天モバイルを利用したことがない➡楽天モバイルに乗り換えと同時にiPhone購入で最大33,000ポイント還元
対象iPhone | 48回払いで対象iPhoneを購入 & 楽天モバイル初めて申し込み | 他社から電話番号そのまま乗り換え & 楽天モバイル初めて申し込み |
---|---|---|
15 | 20,000ポイント | 13,000ポイント |
15Plus | 20,000ポイント | 13,000ポイント |
15Pro | 20,000ポイント | 13,000ポイント |
15ProMax | 20,000ポイント | 13,000ポイント |
14 | 20,000ポイント | 13,000ポイント |
14Plus | 20,000ポイント | 13,000ポイント |
13 | 20,000ポイント | 13,000ポイント |
楽天モバイルを一度も利用したことがない方であれば、楽天モバイルへ乗り換えと同時にiPhone購入で最大33,000ポイント還元を受けることができお得です。
最新のiPhoneにこだわならい➡家電量販店の乗り換えキャンペーンを活用
最新のiPhoneにこだわならい方は、家電量販店の乗り換えキャンペーンを活用することをおすすめします。
家電量販店に関しては、販路(ヨドバシカメラ・ビックカメラ・ヤマダ・エディオン・ジョーシンなど)によってキャンペーンが異なるので店舗で直接確認する手間がかかります。
キャンペーンの内容によっては、各通信キャリア(ドコモ・au・SoftBank・楽天モバイル)のオンラインショップで購入するよりお得なケースもあります。
店舗での契約になるので、契約事務手数料(3,300円)が発生する点は要注意です。
いつでもカエドキプログラム×格安SIMで携帯電話料金を下げることが可能
いつでもカエドキプログラムを利用してドコモでiPhoneやAndroid機種を購入した方は、格安SIMへ乗り換えすることで、いつでもカエドキプログラムを利用しつつ携帯電話料金を下げることができます。
いつでもカエドキプログラムは、ドコモの回線契約とは別なので、ドコモの料金プラン(ギガホ・ギガライトなど)で高い料金を払うよりも、格安SIMに乗り換えることで年間数万円節約が可能。
格安SIMに乗り換えることで、月額料金だけでなく通話料金も半額以下に抑えることができます。
注意点として、格安SIMは混雑時間帯(お昼12時~13時など)に速度低下する場合がある点は覚えておきましょう。
iPhoneでもAndroidでも利用可能なおすすめの格安SIM(ドコモ回線網)を紹介します。
ちなみにiPhoneユーザーの方は、ドコモ回線を利用していない以下の格安料金プランでも利用でき月額料金を節約することが可能です。
HISモバイル(年間最大69,300円節約)
自由自在290プラン | |
---|---|
使用回線 | ドコモ回線の一部を借りてサービス提供 |
月額料金 (音声通話SIM) | 1GB:550円(100MB未満:290円) 3GB:770円 7GB:990円 20GB:2,190円 50GB:5,990円 |
データ追加購入 | 1GB:200円 |
混雑時間帯 速度低下 | あり |
国内通話料金 | 9円/30秒 |
国内通話 オプション | 5分以内かけ放題:500円/月 かけ放題:1,480円/月 |
データくりこし | ✖ |
5G対応 | ✖ |
契約期間の縛り | なし |
契約事務手数料 | 3,300円 |
支払い方法 | クレジットカード:〇/口座振替✖ |
サポート体制 | Webのみ |
HISモバイルは、ドコモ回線の一部を借りてサービス提供している格安SIMです。
音声通話ありのデータ通信で1GB550円(100MB未満290円)から、通話料金が9秒/30秒でドコモ(22円/30秒)の半額以下で利用できます。
また、データ通信量を追加購入する際の料金も1GBあたり200円とドコモ(1GB1,100円)の4分の1で利用できる点もメリットです。
その反面、混雑時間帯に速度低下あったり、契約事務手数料が発生する点や、支払い方法がクレジットカードのみで口座振替非対応な点、5G非対応などデメリットもあります。
これらのデメリットを許容できる方であれば、年間数万円節約することができお得です。
具体的な節約額は以下の表の通りで最大69,300円節約可能。
データ通信量 | ドコモギガライト2 (各種割引適用時) 月額料金 | HISモバイル 月額料金 | 年間節約額 |
---|---|---|---|
1GB | 3,465円(2,178円) | 550円 | 34,980円(19,536円) |
3GB | 4,565円(2,728円) | 770円 | 45,540円(23,496円) |
5GB | 5,665円(3,278円) | 990円 | 56,100円(27,456円) |
7GB | 6,765円(4,378円) | 990円 | 69,300円(40,656円) |
IIJmio(年間最大63,180円節約)
ギガプラン | |
---|---|
使用回線 | ドコモ回線の一部を借りてサービス提供 au回線の一部を借りてサービス提供 |
月額料金 (音声通話SIM) | 2GB:850円 15GB:1,800円 20GB:2,000円 |
データ追加購入 | 1GB:220円 |
混雑時間帯 速度低下 | あり |
国内通話料金 | 11円/30秒 |
国内通話 オプション | 5分かけ放題:500円/月(最大6ヶ月間90円) 10分かけ放題:700円/月(最大6ヶ月間290円) かけ放題:1,400円/月(最大6ヶ月間990円) ※通話定額オプション最大3ヶ月間410円割引(2024年1月17日まで) |
データくりこし | 〇 |
5G対応 | 〇(オプション対応:無料) eSIM・SMS機能付きSIM(タイプD)➡利用不可 |
契約期間の縛り | なし |
契約事務手数料 | 3,300円 |
支払い方法 | クレジットカード:〇/口座振替✖ |
サポート体制 | コールセンター(ナビダイヤル) Web問い合わせフォーム チャットサポート |
キャンペーン | ・通話定額オプション最大3ヶ月間410円/月割引 |
IIJmioは、ドコモ・au回線網から選ぶことができ、月額料金・通話料金・データ追加料金など料金全般が安いのが特徴。
注意点は、混雑時間帯の速度低下・口座振替に対応していない・かけ放題サービスを利用する場合に『専用アプリ』が必要・サポート体制が弱い点です。
これらの注意点を許容できる方であれば、IIJmioに乗り換えることで年間数万円節約することが可能。
具体的な節約額は以下の通りです。
データ通信量 | ドコモギガライト2 (各種割引適用時) 月額料金 | IIJmio 月額料金 音声SIM | 年間節約額 |
---|---|---|---|
1GB | 3,465円(2,178円) | 850円 | 31,380円(15,936円) |
3GB | 4,565円(2,728円) | 990円 | 42,900円(20,856円) |
5GB | 5,665円(3,278円) | 1,500円 | 49,980円(21,336円) |
7GB | 6,765円(4,378円) | 1,500円 | 63,180円(34,536円) |
まとめ
今回は、ドコモの『いつでもカエドキプログラム』の概要・デメリット・シチュエーション別おすすめの購入方法や『いつでもカエドキプログラム』を利用しつつ携帯電話料金を下げる方法を解説してきました。
ドコモで機種を購入すると決めている方は、いつでもカエドキプログラムに加入して損することはありません。
ほかの購入方法と迷っている方は以下のシチュエーション別おすすめも参考にしてみていただければと思います。
ドコモでいつでもカエドキプログラムを利用中の方で携帯電話料金を安くしたい方(iPhone・Android)は、HISモバイルやIIJmioに乗り換えることで年間最大60,000円以上節約することが可能です。
iPhoneは、ドコモ以外の回線(SoftBank・au・楽天)でもすべて周波数帯に対応しているので、以下の格安料金プランも利用可能。
上記のような他社に乗り換えた後でも、端末をドコモに返却することで『いつでもカエドキプログラム』の特典(残債支払い免除)を受けることができます。
ドコモの『いつでもカエドキプログラム』が気になっていて、機種購入を検討されている方は参考にしていただければ幸いです。
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